お知らせ

【白内障手術症例㊸】最強度近視(空港勤務)・焦点深度拡張型多焦点レンズ:ミニウェル・レディ

白内障手術症例集(多焦点)をアップしました

最近ミニウェル・トリノバの問い合わせが多いため、やや古い2019年5月の症例になりますが追加させていただきます。

最強度近視による核白内障にて他院経過観察されていましたが、多焦点レンズでの白内障手術ご希望とのことで遠方の千葉市より初診された方です。空港勤務のため安全面を考慮し、見え方の質を最優先にしたレンズ選択を希望され、先進医療保険加入済とのことですが、ご相談の上、夜間ハログレアが最も少ないとされるミニウェルレディでの手術となりました。

手術は問題なく終了し、懸念された強度近視特有の術後屈折誤差も生じず、術後裸眼視力は両眼とも遠方1.5p・近方1.2と非常に良好な結果となりました。仕事面でも若い頃のように不自由なく遠近見え、起きるたび自分の視力に驚いていますと大変満足していただけました。

詳細はこちらへ
https://morohoshi-ganka.com/opeex/491

患者様のご好意により電子ファイルにて詳細な術後アンケートをいただきましたので、下記リンクよりご覧ください(PDFが開きます)。
ミニウェル術後アンケート

 

ミニウェルやトリノバをご希望される方は、見え方の質を重要視される方が多いかと思います。最近当院ではトリノバやパンオプティクスなどの3焦点と迷われてのご相談が増加傾向にありますので、参考までに下記に簡単に各レンズの特徴・違いを列記しましたので、レンズ選択のご参考にされてください。なお、学会や文献的情報のほか、当院での患者様からの術後聞き取りによる私見もふまえておりますのでご了承ください。詳細はお気軽にご相談ください。

ハログレア:ミニウェル << トリノバ < パンオプティクス
近方加入度数:パンオプティクス(+3.2D) > トリノバ(+3.0D) ≧ ミニウェル(+3.0D)
光エネルギーロス:ミニウェル < トリノバ(8%) < パンオプティクス(12%)