お知らせ

【白内障手術症例No.83】杉並区70代女性 アニメーションデザイナー(3焦点回折型多焦点レンズ:右眼:クラレオン パンオプティクス トーリック左眼:ファインビジョンHP:POD F GF

白内障手術症例集(多焦点)をアップしました

アニメーションデザイナーでありパソコンで絵を描かれるため、見え方の質が重要と思われたので単焦点レンズで話を進めておりましたが、眼鏡なしでのお仕事のしやすさを優先され多焦点レンズでの手術をご希望された症例です。

手元の資料を見ながらパソコン作業できるようにと、近見視力を重要視されファインビジョンHPをご希望されましたが、右眼は角膜乱視があるためパンオプティクス・トーリックでの手術を行い、角膜乱視のない左眼は当初のご希望どおりファインビジョンHPで手術を行いました。

術後は全乱視ゼロとなり右眼:遠方1.5/近方1.0左眼:遠方1.2/近方1.0の大変良好な視力となり、お仕事のパソコン作業はもちろん、趣味の刺繍も眼鏡なしでできるようになったと喜んでいただけました。左右の見え方や検査結果の詳細な違いにご興味のある方は下記リンクよりご参照ください。

このように左右で異なる多焦点レンズを使用する場合、同じタイプ(今回は回折型)であれば不具合が起こる可能性は極めて低いと思われますが、最近当院では、波面制御型Vivity回折型パンオプティクスと異なるタイプの多焦点レンズを左右に使用する症例が非常に増えており、満足度の高い結果を得ておりますので、組み合わせによっては多焦点のタイプはそれほど問題にならないのかも知れません。

なお、現時点ではクラレオン Vivity (ビビティ)の乱視用は国内使用できませんが、強度近視用low powerレンズ数か月で使用可能になる見込みですので、検討されている方は緊急性なければそれまで手術をお待ちいただいた方が良いかと思われます。

詳細はこちらへ
https://morohoshi-ganka.com/opeex/1539