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【白内障手術症例⑯】 強度近視・単焦点レンズ

白内障手術体験談(単焦点)をアップしました。-10Dを超える最強度近視で、ハードコンタクトレンズ(HCL)ユーザーの方でした。強度近視症例では、眼内レンズの焦点を近方(-2~-3D=50~30cm程度)に合わせることが多いのですが、この方はHCL上から老眼鏡を使用しておられるため、これまでのライフスタイルに則した方が快適と考え、遠方に焦点を合わせることで納得していただきました。HCLによる角膜形状の変形がレンズ度数決定に影響を与えますので、術前には1週間HCL装用を中止してレンズ度数決定の検査に望んでいただきました。結果として術後屈折誤差もなく、これまで経験したことのなかった裸眼での遠方視力1.2に大変喜んでいただけました。
レンズ選択は「医師にお任せ」も悪くはありませんが、患者様それぞれに重要視されるポイントは異なります。術前にためらわずに医師にきちんとご希望を伝えておくことが、ご自身の術後満足度をより高めるためには重要かと思われます。専門家として、メリット・デメリットをご説明のうえ適切な眼内レンズをご提案させていただきますので、お気軽にご相談ください。