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【白内障手術症例⑰】強度近視・焦点深度拡張型多焦点:ミニウェルレディ

白内障手術体験談(多焦点)をアップしました。焦点深度拡張型の多焦点レンズ希望にて初診された強度近視の方です。運転やスポーツの機会もあり、見え方の質に対するこだわりも比較的強い印象であり、先進医療保険にも非加入でしたので、単焦点レンズと同様にほぼハログレアのないミニウェル・レディ(MINIWELL READY)をお勧めさせていただきました。非優位眼である左眼を-0.75D程度のマイクロモノビジョンを目標とし、術後屈折誤差もなく、結果として遠方1.5、近方1.0と非常に良好な視力に満足していただけました。
当院では多焦点レンズでの両眼手術の場合は、少なくとも1週間以上の間隔をあけて手術を行っております。まず片眼術後に遠近の見え方をヒアリングし、その満足度にあわせてもう片眼の目標屈折度を決定することで、術後満足度向上を図るためです。まず片眼術後の実際の見え方を体験していただいたのち、その見え方を比較対象としていただいた方が、患者様もより具体的にご自分のご希望を伝えることができると感じます。若干の左右差をつけることに抵抗のある方もおられますが、術前でも左右とも全く同じ度数の眼の方はほとんどおられませんし、特別な場合を除き、言われないと気づかない程度の差ですのでご安心ください。
なお、ミニウェル・レディはイタリアSIFI社より輸入しての使用となります。レンズ度数決定後注文してから届くまで1ヶ月ほど時間がかかりますのでご了承ください。