お知らせ

【白内障手術症例No.88】横浜市50代女性:片眼シリーズ① 強度近視眼・軽度モノビジョン:乱視用高次非球面単焦点レンズ:テクニスアイハンストーリック

近医閉院に伴い急に忙しくなり、症例集の更新が滞っており申し訳ございませんでした。

最近、白内障による視力障害は片眼にしか起きていないにもかかわらず、両眼手術を勧められている方々を多く経験しましたので、過去に当院で片眼手術をされた方々が、その後どのように過ごし、どのくらい経過してからもう片眼の手術を行い、どのような計画で目標度数を設定したか、同様に悩まれている方々の参考になるかと思いますので、しばらくは片眼シリーズを掲載させていただきます。

まずは両眼の強度近視(コンタクトレンズ使用者)の方に、2021年に右眼単焦点トーリック近方合わせにて手術を行い、その3年後に、アイハンストーリックを用いて左眼の手術を行った方です。2021年の手術に関しては下記リンクをご参照ください。
https://morohoshi-ganka.com/opeex/816

2021年当時から海外ではアイハンス使用報告は散見されておりましたので、今後のことも考えアイハンスと同じプラットフォーム(同素材・形状でアイハンスのベースとなるレンズ)の単焦点レンズを使用して左眼手術をしておきましたので、refractive surprise(予想外の術後屈折誤差)もなく目標通りの手術を行うことができました。眼鏡装用も可能な(不同視でない)満足できる左右差を事前に把握することで(軽度モノビジョン)、術後は眼鏡なしで生活できることにご満足いただけました。

通常の白内障は緊急性はありませんので、コンタクトレンズ使用者や、強度近視・遠視のない方は、両眼の手術が必要かよく考えてから手術予約されることをお勧めします。もちろん、ご自分で判断できない際にはアドバイスさせていただきますので、お気軽にご相談ください。

詳細はこちらへ
https://morohoshi-ganka.com/opeex/1626