お知らせ

【白内障手術症例 No.74】海外在住 70代女性 近視眼片眼手術(左眼:テクニス アイハンス

白内障手術症例集(単焦点)をアップしました

海外在住の方で、国内発売を控えるClareon® Vivityクラレオン ビビティ)テクニスアイハンスで悩まれた症例です。
もともと軽度近視眼であり、近方視力にも期待を持たれていた方でしたので、それならば居住されている国では既に使用可能なVivityでの手術の方が確実性が高い旨ご説明し、初診では手術を予定せずに悩んでいただくこととしました。その後半年ほど経過し、さらに左眼の視力が低下したとのことで一時帰国中に再診されました。

まだ悩まれていたようですが、ご相談の結果、アイハンスでも目標度数設定次第では、少なくとも右眼の近方視力0.6よりは見えるようにできる可能性が高いことをお伝えしたところ、最終的には心残りなくアイハンスでの手術をご希望されました。

手術は術中波面収差解析装置であるORAシステムを使用することで屈折誤差も回避することができ、術前遠方0.3/近方0.2~0.3だった矯正視力が、術後遠方1.5/近方0.9裸眼視力となり期待以上の近方視力に大変喜んでいただけました。当初両眼手術を予定してはおりましたが、左眼のみの手術でもう十分満足とのことで、結果として右眼の手術は施行せず片眼手術となりました。
当院には、この方のように海外からの一時帰国中に手術された方も複数名おられますので、そのような方で手術を検討されている方はご相談ください。

また、選択肢として悩まれていたVivity焦点深度曲線などにも簡単に言及しておりますので、ご興味のある方は下記リンクよりご覧ください。

詳細はこちらへ
https://morohoshi-ganka.com/opeex/1296