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【白内障手術症例㉚】ブレンドビジョン:焦点深度拡張型多焦点レンズ:シンフォニー

白内障手術体験談(多焦点)をアップしました

右眼はすでに昨年大学病院に2焦点型多焦点レンズであるテクニスマルチの+4D加入(近方約30cm用)を使用して手術され、今度は左眼の手術希望にて初診されました。
右眼は遠近は良く見えるとのことでしたので左眼も同タイプのレンズでも良いのですが、写真をされており1m程度の中間距離が少しぼやけるとのことでしたので、左眼はコントラスト感度の低下が少なく、中間~遠方がよく見える焦点深度拡張型のシンフォニーをご提案させていただきました。
このように左右で異なるタイプの多焦点レンズを使用することで、それぞれのレンズの弱い点を補う方法はブレンド・ビジョンと呼ばれ、近年学会でも使用報告が増えています。
手術は問題なく終了し、術後視力は遠方1.5・近方0.8と良好な視力に大変満足していただけました。また、術後に感覚的に左右どちらの見え方が良いか?とうかがってみたところ、シンフォニーの左眼の方がはっきり見えると言われていました。こちらはやはりシンフォニーは光エネルギーロスが8%と少なく(テクニスマルチは18%)、コントラスト感度が良いためと思われます。
現代医療では遠方から近方まで全てが見えるレンズは存在しませんが、それぞれの多焦点レンズの特性を活用して、患者様のご希望に近づけるようレンズ選択の提案をさせていただきますのでお気軽にご相談ください。

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https://morohoshi-ganka.com/opeex/476