【白内障手術症例 No.73】杉並区50代男性 前嚢線維化＆長眼軸眼（クラレオン・パンオプティクス）
半年前に健診で白内障疑い指摘され他眼科受診し白内障を診断され、紹介状なく当院での手術希望にて初診された方です。
両眼とも核硬度は1.0程度ですが、前嚢線維化を伴う皮質白内障であり、左眼は瞳孔領がほぼ真っ白になっており、眩しさで診察時の開瞼も困難な状態でした。
線維化による前嚢切開時のリスクと、眼球プロポーションが標準的ではないことによる術後屈折誤差リスクが高い手術でしたが、VERIONイメージガイドシステム下に正確な前嚢切開を行い、術中波面収差解析装置であるORAシステムを使用することで屈折誤差も回避することができ、術後は両眼とも1.5/1.2の遠/近裸視力に大変喜んでいただけました。
