【白内障手術症例 No.72】茨城県守谷市50代男性 最強度近視（レンティスコンフォート：遠方合わせ）
3年前から白内障を指摘されており、手術相談にてセカンドオピニオン的に初診された方です。
両眼とも進行した核白内障と26mmを超える長眼軸のため屈折度は右眼-13.5D・左眼-11.5Dの最強度近視であり、角膜高次収差は低値かつ他の眼疾患もないため通常の多焦点レンズも選択可能な眼でしたが、ハログレアが少ないことを優先されましたので、単焦点レンズ・アイハンス・レンティスコンフォートの３択で迷っていただき、最終的にレンティスコンフォートを遠方合わせでの手術となりました。長眼軸に急峻な角膜であるプロポーションの悪い眼でしたが、術中波面収差解析装置であるORAシステムを使用することで懸念された術後屈折誤差も生じず、強度近視特有の焦点深度の深さが発揮されたようであり、術後は両眼とも1.2/1.0の遠/近裸視力に大変喜んでいただけました。
その他、レンティスコンフォートの固定方法や加入度数についての詳細な解説も掲載しておりますので、ご興味のある方はご覧ください。
