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【白内障手術体験談⑨】強度近視・焦点深度拡張型多焦点

白内障手術体験談(多焦点)をアップしました。両眼とも強度近視による核白内障が非常に進行していた方です。多焦点レンズを希望されましたが、夜間運転やスポーツもされ、軽度緑内障性視神経萎縮もあるため、ハロ・グレアや光量の減衰の少ない、最新の焦点深度拡張型多焦点レンズであるシンフォニー(先進医療適応)を使用しました。理論的には約65センチより遠方がずっと見えるタイプになりますので、読書距離である30センチを見るには軽い老眼鏡が必要になります。そこで遠方をやや犠牲にすることで、仕事で頻用されるパソコンも眼鏡なしで見える度数をご提案させていただいた結果、左右とも裸眼で遠方1.5、近方1.0と目標以上の結果を得ることができました。従来の2焦点型の回折型多焦点レンズと比べ術後すぐにスッキリと視力がでて、不確定要素である「慣れ」がほとんど必要ないこともメリットであると感じました。軽度の乱視矯正効果もありますので、今後さらに適応者が増えるのではと思われます。