- 多焦点眼内レンズ
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兵庫県芦屋市50代女性 白内障手術症例⑱(焦点深度拡張型多焦点レンズ:テクニス シンフォニー)
皮質白内障の進行により仕事に支障をきたすため、多焦点眼内レンズでの白内障手術をご希望され遠方よりお越しいただいた方です。音楽家とのことであり楽譜・生徒・客席を見えることを希望されており、先進医療保険に加入されていたので、近方から遠方まで連続的に見える焦点深度拡張型のテクニス シンフォニーを選択させていただきました。
裸眼で遠方1.5見えるようなレンズ度数選択もできますが、それでは近見がおろそかになってしまいますし、もともと軽度近視であったため、目標屈折度を-0.5~-0.75D(焦点距離2~1.3m)程度に設定することで納得していただきました。
両眼とも虹彩萎縮による散瞳不良眼でしたが、水晶体の核硬度はそれほどでもなく問題なく手術を終えることができました。
まず白内障の進行している左眼からの手術を行い、術後の見え方をご確認いただいたのちに右眼の目標屈折度決定を行いました。結果として裸眼片眼視力で遠方1.0、近方0.9と遠中近ともスムーズな両眼視に大変ご満足いただけました。
この方のように遠方よりお越しいただく方の場合は、当院よりタクシーで10分ほどの吉祥寺のホテルをご紹介させていただいております。ご希望の方はお気軽にご相談ください。
- Q.手術前はどのような状態でしたか?
左眼は白内障で眩しさを感じ、右眼は左眼をカバーしようとして疲れやすかったです。
- Q.手術を受けようとしたきっかけは何ですか?
知人に紹介をして頂きました。
- Q.手術中に痛みはありましたか?
ほとんど痛みはありませんでしたが、重く感じる事はありました。
- Q.手術後の見え方はいかがですか?
明るく視野が広がって、気持ちもとても軽くなりました。
- Q.日常生活(お仕事、運転、スポーツなど)で変わったことはありますか?
歌の指導をしている時に生徒の全身を見たり、楽譜を見たりと焦点を合わせる物がどんどん変わるので、それがスムーズに出来るようになり、とても楽になりました。
- Q.多焦点レンズと単焦点レンズのどちらを選ばれましたか?
多焦点レンズを選びました。
- Q.同じような症状で困っている患者さんがいるなら、手術を勧めますか?
是非勧めたいと思います。